Amazon Dash ButtonでHueをON/OFF
#2017年11月11日(土)に一部更新しました。
Philips Hueというスマートフォンからコントロールできる電球シリーズがあるのですが、なかなかにいいお値段で、最初はあまり手を伸ばすつもりもありませんでした。
それが、価格もお手頃なホワイトグラデーションスターターセットの存在を知り、一気に気が変わりました。使い始めてみると便利で、現在はホワイトグラデーションの電球を2つ買い足して計4つで運用しています。
Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセット【Works with Alexa認定製品】
- 出版社/メーカー: フィリップスライティング(Philips Lighting)
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
ホワイトグラデーションスターターセットにはDimmerスイッチという物理スイッチが一つついてくるのですが、うちの場合はこのスイッチを玄関にマグネットで貼っているので、室内ではiPhoneのホームアプリかSiri、Hueの公式アプリでの操作に限られます。寝る前にちょっと電気をつけたいときなど、やはり物理ボタンがもう一つくらいあった方がいいな、と思うのですが、Dimmerスイッチを追加するのも割高だなあ、という気持ちになり、何かいい方法がないか考えていたところ、なんとスイッチを自作されている方がいることを知りました。
Hue Tapスイッチが高いのでESP-WROOM-02で物理スイッチを自作する 前編
※現在はDimmerスイッチも価格がこなれて来ています。
これにはとても興味を惹かれたのですが、むき出しにしておくこともできないし、カバーどうするんだ...などと考え出すと重い腰がなかなか上がらないものです。
ふと、以前こちらを参考にAmazon Dash Buttonを押すとRaspberry Piが再起動するしくみを組み込んだことを思い出し、この機能を拡張すればHueのスイッチにできるんじゃない、と思い至りました。
tane-maki.net
かくして、この記事はAmazon Dash Buttonをアマゾンが望まない形で使用してHueのスイッチに仕立てたときの記録となります。
なお、Hueの基本的な設定はできており、iPhoneのホームアプリ、あるいはHueの公式アプリで操作できるようになっていることが前提です。また、Raspberry PiやMacなど、シェルスクリプトが稼働して常時起動できるマシンがあることも前提としています。
homebridge on Raspberry Pi + Siriで家電コントロール
いつか赤外線リモコン対応機器をホームアプリでコントロールできたらなあ、と思っていたのが昨年のこと。
ワタナベ書店さんの「赤外線リモコンで操作する家電をHomekit対応にする、homebridge-irkitの使い方」を読んでからいてもたってもいられなくなり、Raspberry Pi 3とIRKitを購入し、エアコンとプロジェクターをSiriでコントロールできるようにしたのが今年はじめ。
IRKit - iPhone,iPadを使って外出先からエアコン等の家電を操作できる学習リモコン
- 出版社/メーカー: maaash.jp
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログ (3件) を見る
今は冒頭の写真のように赤外線受信機をつけたデスクライト、Raspberry Pi 3のGPIOに取り付けた温度・湿度センサー、Hue、KooGeekを導入して、いろいろな家電をiPhoneからコントロールできる環境になりました。Apple TVとの組み合わせで家の外から操作できるのもとても便利です。
この記事はRaspberry Pi 3にHomeKit APIをエミュレートするhomebridgeを導入し、IRKitを操作できるようにした際のメモです。
参考サイトは都度記載しています。
なお、Raspberry Pi 3の基本的な設定は割愛しています。