暫定 - 技術メモなど

今のところはRaspberry Piを使ったIoTが話題の中心です

サーバのノードダウンをLINEで通知

外出先からiPhoneのホームアプリを使って暖房のスイッチを入れようとすると、homebridgeサーバが何らかの理由でダウンしている、なんてことがたまにあります。今はGoogle Home Miniを併用していて、IRKitがフリーズしていない限りそこまで困ることはありません。そのあたりの話はまた別のエントリで書くとして、Raspberry Piの話に戻ると、ウチの場合はhomebridgeサーバを自ら監視して、自分がネットワークに接続できていなければ再起動をかけるように設定しています。
この話は今回書こうと思っているお話と関係なくはないのですが、これまた別のお話。今回は、homebridgeサーバがダウンしていたら、別の監視用のRaspberry Pi ZeroからLINE通知が来るようにしました、というお話です。

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Raspbianでapt-get upgradeが失敗したときの話

Raspberry Pi 3で apt-get upgrade を実行したとき、今までは出なかったこんなメッセージが出て、upgrade ができなくなりました。

E: The value "stable" is for APT::Default-Release is invalid, since such a
release is not available in the package-sources.

ググって行くとやがてこんな情報が出てきました。

unix.stackexchange.com

ややうちとは違う状況ですが(Wheezy から Jessieに upgrade したわけではなく、最初から Jessie を使っています)、「3 Answers」に記載されているファイルをリネームしてから upgrade を実施してみました。

$ sudo mv /etc/apt/apt.conf.d/10defaultRelease
/etc/apt/apt.conf.d/10defaultRelease.old
$ sudo apt-get upgrade

10defaultRelease.old は sources.list ではない、と言われましたが、upgrade は問題なく完了しました。
上記のサイトに従い、10defaultReleaseを編集して恒久対策とします。

$ sudo mv /etc/apt/apt.conf.d/10defaultRelease.old
/etc/apt/apt.conf.d/10defaultRelease
$ sudo vim /etc/apt/apt.conf.d/10defaultRelease

APT::Default-release \"oldstable";

おしまい。

iOS11導入によるhomebridge不具合と対処法

#2017年9月27日(水)に一部更新しました。

 

昨日、iOS11を導入してiPhoneにいくつか不具合が出ました。

 

  • コントロールセンターのwifiがオフできない → [設定]からオフで対応
  • 電波強度の数字表示が解除される → 対処法なし
  • ホームアプリでhomebridgeの赤外線リモコンを使用する機器が表示されない

 

homebridgeに関する不具合はベータ版からの既知の問題で対処策もいくつか提示されています。

github.com

ウチの環境では、まず、赤外線リモコン対応の電源スイッチがホームアプリに表示されなくなりました。

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Amazon Dash ButtonでHueをON/OFF

#2017年11月11日(土)に一部更新しました。

f:id:yrn7:20170903205719j:plain
Philips Hueというスマートフォンからコントロールできる電球シリーズがあるのですが、なかなかにいいお値段で、最初はあまり手を伸ばすつもりもありませんでした。
それが、価格もお手頃なホワイトグラデーションスターターセットの存在を知り、一気に気が変わりました。使い始めてみると便利で、現在はホワイトグラデーションの電球を2つ買い足して計4つで運用しています。

Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセット【Works with Alexa認定製品】

Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセット【Works with Alexa認定製品】

ホワイトグラデーションスターターセットにはDimmerスイッチという物理スイッチが一つついてくるのですが、うちの場合はこのスイッチを玄関にマグネットで貼っているので、室内ではiPhoneのホームアプリかSiri、Hueの公式アプリでの操作に限られます。寝る前にちょっと電気をつけたいときなど、やはり物理ボタンがもう一つくらいあった方がいいな、と思うのですが、Dimmerスイッチを追加するのも割高だなあ、という気持ちになり、何かいい方法がないか考えていたところ、なんとスイッチを自作されている方がいることを知りました。
Hue Tapスイッチが高いのでESP-WROOM-02で物理スイッチを自作する 前編

※現在はDimmerスイッチも価格がこなれて来ています。

これにはとても興味を惹かれたのですが、むき出しにしておくこともできないし、カバーどうするんだ...などと考え出すと重い腰がなかなか上がらないものです。
ふと、以前こちらを参考にAmazon Dash Buttonを押すとRaspberry Piが再起動するしくみを組み込んだことを思い出し、この機能を拡張すればHueのスイッチにできるんじゃない、と思い至りました。
tane-maki.net

かくして、この記事はAmazon Dash Buttonをアマゾンが望まない形で使用してHueのスイッチに仕立てたときの記録となります。
なお、Hueの基本的な設定はできており、iPhoneのホームアプリ、あるいはHueの公式アプリで操作できるようになっていることが前提です。また、Raspberry PiMacなど、シェルスクリプトが稼働して常時起動できるマシンがあることも前提としています。

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homebridge on Raspberry Pi + Siriで家電コントロール

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いつか赤外線リモコン対応機器をホームアプリでコントロールできたらなあ、と思っていたのが昨年のこと。

ワタナベ書店さんの「赤外線リモコンで操作する家電をHomekit対応にする、homebridge-irkitの使い方」を読んでからいてもたってもいられなくなり、Raspberry Pi 3とIRKitを購入し、エアコンとプロジェクターをSiriでコントロールできるようにしたのが今年はじめ。

今は冒頭の写真のように赤外線受信機をつけたデスクライト、Raspberry Pi 3のGPIOに取り付けた温度・湿度センサー、Hue、KooGeekを導入して、いろいろな家電をiPhoneからコントロールできる環境になりました。Apple TVとの組み合わせで家の外から操作できるのもとても便利です。

この記事はRaspberry Pi 3にHomeKit APIをエミュレートするhomebridgeを導入し、IRKitを操作できるようにした際のメモです。
参考サイトは都度記載しています。
なお、Raspberry Pi 3の基本的な設定は割愛しています。

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